警告色

「お前は、毒を吐きすぎなんだよ」
「そうなんですか」
「そうだよ。あちこちで噂になってるぞ」
「いや、あの、毒を吐いてはいけないんですか」
「そりゃそうだよ。やりすぎは禁物だ」
「でも毒を吐かずに溜めている人は、顔が黄色いじゃないですか」
「何だって」
「いや、だから、顔が黄色いんですよ」
「何言ってるんだ」
「鏡、見てみてくださいよ」