揺れる女心、がわからない男心。

「揺れる女心 38歳の決断」(スーパーテレビ情報最前線・日本テレビ)を観た。
マンション購入や結婚、育児といった問題に直面する30代後半の女性4人を取材していた。
全体を通して、30代の女性が自分たちの問題として制作している感じが、よく伝わってくる。

女性には、出産の選択という避けては通れない年齢の壁がある。
男性は、そのような年齢の壁はないので理解できない。
きっと彼女たちの悩みや苦しみは、画面だけでは伝わりきらない壮絶なものがあるだろう。
同年代に限らず多くの女性が、この番組を切実な問題としてとらえて、共感するのだろう。
しかし、仕事帰りの疲れた頭を癒すべくテレビをつけた男性には、理解できない。

気になったのは、同居したり結婚している男性のこと。
揺れる女心のそばにいる男性は、いったい何を考えて何をしているのか。
彼女たちの悩みは、女性だけの問題ではないはずだ。

ちなみに、ナレーションにあった「マルコー」とは高齢出産年齢を表しているらしい。
女性にとっては常識語のようだ。
男性が知らない世界は、知りたくない世界なのかもしれない。