虚飾の愛知万博2

きょう、万博会場内で働いている友人に会った。
「万博幻想」を持っていた彼女の話を聞いていたら、きのう書いたことは間違いだとわかった。
 
若い世代の人も、ほとんどが無批判に万博を受け入れているそうだ。
万博万歳報道のマスメディアを信じきって疑わず、自分の目で判断をしていないらしい。
楽しみ方は、人気パビリオンを長時間並んで観て満足する「20世紀」的スタイル。
一般人をバカにしたマスメディア・広告代理店と、それに気がつかない一般人の消費行動の悪循環は、まだまだ止まりそうにない。
この万博が、日本で最後の万博にはならないのかも知れない。
残念ながら、そう感じた。
 
それにしても、いまの日本のオルタナティブメディアの力のなさは、深刻な問題ではないだろうか。
 
ちなみに、さいきんの万博会場は、夕方以降は空いているそうだ。
朝から夕方にかけての混雑の原因は、動員がかかった生徒・学生の遠足組のためだそう。

万博幻想―戦後政治の呪縛 (ちくま新書)

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