欧文フォント質問箱
2008年10月28日に開催された東京TDC「小林章の欧文タイプ・セミナー2008」に参加した。
カリグラフィのデモンストレーション
平筆を水平から30度程度回転した角度を維持して文字を描く。
Aの左と右の斜線では太さが違うし、Oの太いところ細いところもわかる。
ライノタイプ社のオフィスでは、1日立って仕事をしている。
国際カンファレンスに参加しよう。
- TypeCon http://www.typecon.com/
- ATypeI
- 『ローマ字印刷研究』
ローマ字印刷研究―紀田順一郎セレクション (HONCOレアブックス)
posted with amazlet at 08.11.02
Futuraがナチを連想するからといって忌避する習慣はない。
『書物と活字』のあとがきにそのような記述があるらしい。
洋書の翻訳は間違いがあるので原書と照らし合わせる。
ここにもFutura
http://kokofutura.exblog.jp/
- ヤン・チヒョルト『書物と活字』
どのような文字が美しいのか
白と黒のバランス 文字だけでなく余白の形の美しさにも注目 寄席文字
とにかく洋書をたくさん見よう。だんだんといいもの、わるいものがわかってくる。
和欧混植の例『衣服哲学』研究社(1938)
- 日本人対ネイティブの図式は無意味
- 国際的なデザインが増えてきた(東欧、中欧の文字デザイン/ヨーロッパ人がインドの文字をつくる)
- 各国の書き文字に対応したScript書体の実験がある
- 活字を買うよりもデジタル書体は安くなった。
- デジタル書体のリデザインは、原作者の意向。80年代のデザインが粗悪だったこと。メモリの制約がなくなったことが大きい。
高岡昌生
- ソフトまかせの組流しはみにくい。一行一行ていねいに文字組を。
- フォントサイズによる太さの違いは活字では当たり前。ようやくデジタル書体が活字に追いついてきた。
- 青森県立美術館のV.I. オリジナルフォント 文字幅、角度が制約された文字デザイン
- ブランド=デザインではない。ブランドとは、お客様とのお約束ごとのこと。
柿木原政広
- 松竹芸能のオリジナルフォント SHOCHIKU BOLD 筆文字風の欧文書体